職業別にみる残業代

自分の職業は、残業代を請求できる?

本ページをご覧の方の中には、ご自身の職業が本当に残業代を請求できるのか不安に思われている方もいらっしゃるでしょう。ですが、多くの場合は残業代を請求できます。
以下で職業ごとの特徴や問題点をあげてみました。

名ばかり管理職

名ばかり管理職

名ばかり管理職とは、会社の独自の基準で「店長」「主任」などの役職を与えられているものの、労働基準法上の「管理監督者」には該当しないのに残業代が支払われていない従業員のことです。
いわゆる「雇われ店長」のような場合、管理監督者にはあたらず、残業代を請求できるケースが多いです。過去には、マクドナルドの店長の残業代請求が認められた裁判例もあります。

医師

医師

医師は、夜間当直や急患の対応に追われて夜通し働いた後に、日中の業務をこなさなければならない過酷な勤務を強いられている方が増えているようです。特に近年は、高齢化が進み、医療現場の人材不足等も社会問題となり、残念ながら残業しなければ業務が回らないというのが現実でしょう。
ですが、医師でも未払い分の残業代を請求できる場合があります。「医師には残業代は発生しない」と思われがちですがそんなことはありません。

ドライバー(運転手)

ドライバー(運転手)

トラック、タクシー、バスなどの運転は過酷な長時間労働となりやすく、また労働時間の算出が難しい職業の1つです。歩合給が導入され、残業代が支払われなかったり、待機時間を休憩時間としてカウントし労働時間に参入しないケースも多く見られます。
ですが、ドライバー(運転手)でも証拠を揃え、立証できれば、残業代を請求することができる場合があります。

飲食店勤務

飲食店勤務

飲食店、飲食業界では、サービス残業が当たり前というところが数多くあります。閉店後の清掃、レジの集計、掃除、翌日の仕込みなど、実際にはお店の営業が終わっても従業員の仕事は数多く残っているため、サービス残業となってしまいがちです。中には、休憩時間すら取れないような過酷な環境の方もいます。
このような場合も、もちろん証拠を揃えれば残業代を請求できる可能性があります。

パチンコ店店長

パチンコ店店長

パチンコ店の営業は深夜におよぶことが多く、これに伴い、パチンコ店店長の労働も深夜に及ぶことが少なくありません。そして「店長だから」と、残業をしても残業代が支払われないケースが多々あるようですが、管理監督者でない場合には残業代を請求できる権利があります。

学習塾講師

学習塾講師

学習塾講師の業務は、生徒を教えるだけではありません。教材作り、テストの採点、授業後の質問対応、研修など多くの業務があります。テストの採点などは、生徒数が多いと業務時間内に全てを行うことが難しく、結局サービス残業をするということも少なくないようです。このような学習塾講師でも、残業代を請求できる可能性があります。

ツアーコンダクター(旅行添乗員)

ツアーコンダクター(旅行添乗員)

旅行中にトラブルが起きれば、深夜でも対応の必要があり、状況によっては、24時間体制の労働が必要など、過酷な勤務状況になりやすい職業です。しかし、会社に事業場外みなし労働の規定の適用があると言われ、反論することができず、泣く泣く残業代の請求をあきらめる方もいらっしゃるようです。ですが、ツアーコンダクターの残業代請求が認められた裁判例もあり、決して残業代が請求できない職業というわけではありません。

美容業界(美容師、エステティシャン等)

美容業界(美容師、エステティシャン等)

美容業界の業務はお客様への施術だけにとどまりません。閉店後の清掃、備品管理等の業務、施術を身につけるための練習なども含まれます。特に、閉店後の施術の練習は「自主的な練習」とみなされ、残業代が支払われないようなケースも多く見られます。
練習時間も労働時間に該当し残業代を請求できる場合がありますので、あきらめずに一度弁護士にご相談ください。

制作会社

制作会社

制作会社では、業務上、代理店やクライアントからの無理な要求が多く、納期に追われて終電までの勤務や徹夜をするケース、土日・休日に対応するケースが多く見られます。中には、勤怠記録をわざと定時に打刻させてから制作をさせるような悪質な会社も存在するようです。
制作会社側の労働時間管理がずさんな場合でも、状況によっては残業代請求が認められる余地がありますので、きちんと残業代を請求するべきです。

いかがでしたでしょうか。「これは自分のことだ!」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このような職業に就かれていて、残業をしているという方は、あきらめずにベリーベスト法律事務所までご相談ください。

閉じる
PAGE TOP